投資信託の選び方とは?投資信託を選ぶ4つのステップ

投資信託

日本には、およそ4,500本の投資信託があり、種類も様々です。
これだけの投資信託の中から、自分に合う投資信託を選ぶのは、なかなか大変なことです。
投資信託を初めて購入する方や、投資信託選びに自信がないという方向けに、基本の選び方をわかりやすく解説します。

投資信託を選ぶ4つのステップ

投資信託を初めて購入する方や、投資信託選びに自信がないという方は、4つのステップに沿って選ぶことをおすすめします。

  1. 投資する資産を選ぶ
  2. インデックスファンド or アクティブファンド
  3. 投資信託の規模を確認する
  4. 投資信託の手数料を確認する

実際に、「モーニングスター」というサイトを使って、解説を交えて、投資信託を選んでいきたいと思います。

投資する資産を選ぶ

投資する資産には、株式・債券・不動産など、様々なものがあります。
まずは、何に投資するか決めましょう。

最近は、外国の株式を購入する方が多く、とくに経済成長が期待できる米国の株式が人気です。
私も、米国500社の株価指数「S&P500」をベンチマークとする「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託を保有しています。

投資信託検索画面で、カテゴリーの中から「国際株式型」を選択しましょう。

インデックスファンド or アクティブファンド

投資信託には、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類あります。

インデックスファンドとは、株価指数と同じ値動きを目指す投資信託のことです。
インデックスに合わせて運用するだけなので、手数料が低いというメリットがあります。

アクティブファンドとは、株価指数を上回る運用成績を目指す投資信託のことです。
ファンドマネージャーが、様々な企業を調査・分析して、利益を出そうと努力するため、手数料は高くなります。

「手数料が高くても、アクティブファンドの方が儲かるのでは?」と思うかもしれませんが、過去の運用成績を比較すると、インデックスファンドの方が、運用成績が良いという結果が出ています。
投資のプロが運用するより、インデックスに合わせただけの運用の方が、利益が出る確率が高いということです。

「インデックスファンド区分」という項目で、「インデックスファンドのみ」を選択しましょう。

投資信託の規模を確認する

投資信託の規模は、「純資産総額」で確認することができます。
純資産総額とは、投資信託に集まっている金額のことで、投資信託の資産のことです。
投資信託は、投資家たちから集めたお金で運用するため、お金が集まらなければ運用することができません。

これは、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託の目論見書(投資信託の説明書)の一部です。

「信託期間」と「繰上償還」という項目があります。
信託期間とは、投資信託を運用する期間のことで、この投資信託の運用期間は「無期限」です。
繰上償還とは、信託期間よりも前に、投資信託の運用が終了することをいいます。

この投資信託は、「無期限で運用していくつもりだけど、純資産総額が10億円を下回ったときは、運用を終了する可能性があります。」ということです。
投資信託によって、繰上償還となる純資産総額は異なり、20億円や30億円としている投資信託もあります。

一般的に、純資産総額が100億円以上あれば、安心と言われています。
ですが、これはあくまで目安です。
例えば、出来たばかりの投資信託で、純資産総額が10億円でも、数年後に100億円になることもあります。
反対に、現時点の純資産総額が100億円あっても、年々減り続けている投資信託もあります。

ここでは、あくまで目安として、純資産総額100億円以上の投資信託に絞り込みたいと思います。
画面下の方にある「純資産総額」という項目に「10000」と入力し、「百万円以上」を選択すれば、100億円以上です。

いよいよ、検索ボタンをクリックしてみましょう。

投資信託の手数料を確認する

4,500本の投資信託を、64本に絞り込むことができたと思います。
最後に、手数料を確認しましょう。
投資信託の手数料を「信託報酬」といいます。
「信託報酬等」をクリックすると、信託報酬の低い順に並び替えることができます。

例えば、ファンド名に「S&P500」が含まれているものは、米国500社の株価指数「S&P500」をベンチマークとするインデックスファンドです。
S&P500が含まれているものは、どれもS&P500と同じ値動きを目指しているため、運用成績はどれも同じ結果になります。
運用成績が同じであれば、最も信託報酬の低い投資信託を選べばいいということになります。

おわりに

投資信託には、投資する資産・運用方針・規模・信託報酬など、様々な種類があります。
基本的な選び方は、解説した通りですが、自分で調べたり学んだりして、自分に合った投資信託を見つけることができれば、投資信託を続けるモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

今後も、投資信託に関する基礎知識を解説させていただきますので、参考にしていただければ嬉しく思います。

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